「ありがとう」が、こんなにもむずかしいなんて
「すごいね」「頑張ってるね」
そんな言葉をかけられたとき、素直に「ありがとう」と言えたことって、どれくらいあっただろう。
私は「そんなことないよ」って反射的に言い返してしまうタイプ。
気を遣わせたくないし、
それに褒めてもらえるほどじゃないって思ってしまう。
もしかして本心じゃなくて、ただの社交辞令だったら…
舞い上がってるみたいでカッコ悪いし。
そんなふうに、勝手に頭の中で打ち消してしまう。
やっぱり褒められると嬉しい。
でもいつも素直に受け取れなくて、なんだかモヤモヤ。
褒められることに慣れない
思い返してみると、
子どものころから「調子に乗るな」って言われるのが怖かった。
「もっとできる人はたくさんいる」
「これくらいで満足してたらダメ」
そんな言葉を真に受けすぎて、いつの間にか
自分に対するハードルが爆上がりした。
だから、誰かが優しい言葉をかけてくれても
素直に喜べない。
“そんな価値はない”って、自分で決めつけて、
「私はまだまだです」って口ぐせのように繰り返して。
でも、本当は——うれしい。
その一言で今までの頑張りが報われたみたいな…。
「受け取る練習」は、少しずつでいい
最近「ありがとう」を返す練習をしている。
たとえば褒められたとき、まずは否定せずにそのまま言葉を受け止めてみる。
無理に嬉しそうにしなくてもいい。ぎこちなくてもいいから「ありがとう」って言葉にする。
それだけで、心のどこかにあった硬い壁が少しずつほぐれていく気がする。
“受け取る”って、すごく怖いことでもある。
「お世辞だったらどうしよう」
「失望されたらどうしよう」って思うこともある。
でも、それでも受け取ってみようと思ったのは、
言ってくれた人の想いを、大事にしたいと思えたから。
受け取ることに素直になれたら、
その分だけ、自分をちょっとだけ好きになれる気がする。
そんな素直な自分も、悪くないよね。


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